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就職活動:エントリーシートの志望動機の書き方【考え方がわかる】

エントリーシートの志望動機の書き方

「志望動機をどう書けばいいのかわからない」
「簡単に志望動機を書く方法はないかな」

と、志望動機について悩む就活生は多いはず。

就活生のみなさん、できるだけ自分の希望する企業に入りたいですよね。

ですが企業も採用数に限界があるので、応募者の中から企業に入れる人を選ばないといけません。

そのために企業と自分を結びつける志望動機は大切です。

この記事では、

  • 志望動機を書くときの考え方のプロセス
  • 企業と自分を結びつける方法

がわかります。

志望動機を書くハードルが下がり、読む前より簡単に感じるはずです。

私はベンチャー企業で約1年間、新卒の採用担当をしていました。

人事をしているとき、100名以上の応募者を見てきたので、志望動機の書き方は多少なりともわかっていると思います。

企業と自分の相性のよさをアピールする

企業はなぜ志望動機を聞くと思いますか?

それは

・企業と学生の相性が知りたい
・ミスマッチによる退職をふせぎたい

からです。

採用にはお金がかかります。

企業は採用コストを回収するために、自社で活躍し長く働いてくれる人材が欲しいのです。

なので志望動機では、

「御社と自分は相性がいいので長く働ける」

と主張することが大切です。

具体的には、

・学生時代に頑張ったこと
・自分がとった行動

と、

・企業の出世パターン
・働く仕組み

が合っていることを結びつけると書きやすいでしょう。

入社後やりたいことを伝える

向上心や出世欲があることをアピールすることで、あなたが入社後活躍しているイメージを具体的に面接官に持たせます。

活躍してくれる人材は会社を成長させるために重要です。

自分が会社にとって価値をもたらす存在だとアピールしましょう。

例文

上記のポイントを踏まえて書いた志望動機の例文がこちらです。

私は学生時代のサークル活動の経験から、御社の若手でも出世を応援する会社の仕組みに魅力を感じ、志望いたしました。

大学3年生の間、私は50名ほどの演劇サークルの部長を務めました。

部長を決めるときは前部長からの推薦でしたが、日ごろから部長になりたいことをアピールしていました。

サークルでは年一回、ホールを借りて公演をおこないます。

劇の作品選び、道具の準備、日程調整、集客など、学生のみで一からおこないます。

大学1年生のとき、その感動が忘れられず、部長になって自分の手で舞台を作ってみたいと周りにアピールしていました。

前年の反省を改善し、私が部長になった年の公演は、客席をほとんど埋めるほどで、大成功させることが出来ました。

御社では管理職の決め方を独自の方法でおこなっていることを企業説明会で知りました。

その方法では、ベテラン、若手にかかわらず役職を得るチャンスがあり、サークルをまとめた経験のある私にとって魅力的に感じました。

御社に入社できれば、出世のチャンスを自らつかみ、組織をまとめるリーダーとして活躍したいと思っています。

分量としては、エピソード7:企業の魅力3で書くとバランスが良いです。

面接で突っ込まれる準備をする【面接官を誘導する】

わざと穴を作る【面接官に質問させる】

ここでいう穴とは、面接時に面接官が質問してくるポイントのことです。

穴を用意すると、面接時の負担も減って楽になります。

作り方は次のとおり。

  1. 学生時代のエピソード文をいくつか用意し、メインストーリーとサブストーリを選びます。
  2. メインストーリーは具体的に書き込みます。
  3. サブストーリーは簡潔に書いてください。

前述の例文では、

  • 積極的に部長になった(出世欲)

がメインストーリーで、

  • 前年の反省点(改善力)
  • 劇の作品選び(企画の作り方)
  • 公演当日の客数(動かした人数・金額の規模)
  • 具体的な集客方法(集客力)

などがサブストーリーとなります。

希望する職種によって質問されるポイントは変わってくるでしょう。

穴を作るためには指定の文字量より多くの量が必要ですが、志望動機の中身を濃くするためには、足すより削る方が簡単です。

面接も楽になれば一石二鳥ですし、他の業界や職種へ応募する際はメインストーリーを変更すれば応用ができます。

面接で詳しく話す

サブストーリーは情報が少なく穴が多いので、面接官が面接で突っ込むポイントとなります。

書いて終わりではなく、質問されたときにしっかり話せる準備をする必要があります。

そこは面接練習でカバーしましょう。

実際に面接まで行くと、用意していることなので、突っ込まれても話すのが楽になるのがわかると思います。

おまけ:リーダーの経験は貴重【存分に活用する】

リーダーの経験は強い武器【数字を利用する】

リーダーをした経験は、就職活動において強い武器になります。

組織をまとめる力は、企業でどのくらい活躍するかわかりやすい指標になるからです。

自分のリーダーシップをアピールするために、具体的な数字を用意しておきましょう。

  • 組織の人数
  • リーダーをしていた期間
  • 集客、利益などの成果

など

自分がまとめていた組織の規模が伝わり、結果や実績もわかりやすくなります。

たとえゼミや授業などの小さなグループでもリーダーをしたことがあるなら、

企画力、調整力、傾聴力など数字以外のエピソードでアピールすべきです。

リーダーをしたことがない人はどうすべきか

「リーダーになれるのはほんの一部だし、
やりたくてもできなかったよ」

その場合は、以下のことを振り返ってみるのがおすすめです。

組織において【組織の潤滑油になれる】

自分が組織の中でどんなポジションをすることが多いのか振り返ってみてください。

結局会社でもリーダーになれるのは一部の人です。

課題やプロジェクトを達成するために、リーダーの下で自分の役割をこなす能力があることを伝えましょう。

多少職種を選ぶと思いますが、職種によっては強力なエピソードになります。

縁の下の力持ちは最も大切な仕事の一つです。

個人において【自己管理能力をアピール】

組織で活動するのが苦手な人もいるでしょう。

そういう人は、個人での活動に着目してみてください。

周りに頼らず、自己管理を徹底し、達成できたことはなにか。

こちらも一人でもくもくと作業することが多い職種では、強い武器となります。

まとめ【志望動機は自分と企業を繋げる役割】

志望動機を書くプロセスが理解できたでしょうか?

この記事で書いたことをまとめます。

エントリーシートの志望動機の書き方

企業と自分の相性のよさをアピールする

入社後やりたいことを伝える

面接で突っ込まれる準備をする【面接官を誘導する】

わざと穴を作る

面接で詳しく話す

おまけ:リーダーの経験は貴重【存分に活用する】

リーダーの経験は強い武器【数字を利用する】

リーダーをしたことがない人はどうすべきか

・組織において【組織の潤滑油になれる】

・個人において【自己管理能力をアピールする】

簡単な志望動機の書き方がわかったら、実際に書いてみましょう。

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